変性PTFE樹脂の強力な製品群
Teflon™(テフロン™)PTFE樹脂の加工性を向上させ、何通りものソリューションを実現する製品です。ファインカットしたものやペレット状にしたもの、変性した粒状の樹脂などを選択できます。
高性能ふっ素樹脂であるTeflon™(テフロン™)NXT樹脂の特性:
- 非時効性
- 化学的不活性
- 耐熱性
- 耐久性と柔軟性
- 低摩擦係数
- ノンスティック特性
- 極低吸湿性
- 耐候性
- 350 kgの重量のビレットでも最小限のたるみ
- 耐薬品透過性の向上
- 高絶縁破壊電圧
- 米国食品医薬品局(FDA)の規則21 CFR 177.1550に準拠
Teflon™(テフロン™)NXT 70/75樹脂:様々な産業で活躍する変性ふっ素樹脂
比較的低い成型圧力でも、Teflon™(テフロン™)NXT 70/75樹脂は粒子径が小さいため、ボイドを最小限に抑えることができます。成型品の機械的特性を変性することを目的としたこの白色のパウダーは、不規則な繊維状の粒子で構成されており、無機充填剤をよく取り込んで、均一に分散させます。
コンパウンドのベース樹脂や、シートやブロックの一般的な圧縮成型に使用されるTeflon™(テフロン™)NXT 70/75樹脂には、以下のような用途があります。
- シールリング
- バルブシート
- ベアリングパッド
- ライニング
- カプセル化
Teflon™(テフロン™)NXT 70/75樹脂は、充填コンパウンドのベース樹脂に最適です。また、Teflon™(テフロン™)NXT 75樹脂は、溶剤処理システムなど、PFAや標準的なPTFEを必要とする部品の溶着にも使用されています。
Teflon™(テフロン™)NXT 85樹脂の柔軟性
この変性粒状ふっ素樹脂は、等方圧成型、ビレット成型、シート成型、ラム押出などの方法で部品に加工され、以下の用途に使用されます。
- バルブシート
- 継手
- パイプバルブや容器のライナー
- シールリング
- ベアリングパッド
- 電気絶縁材
この樹脂は、溶剤処理システムなど、PFAや標準的なPTFEといった他のふっ素樹脂と部品を溶着する必要がある製造にも適しています。
特徴および利点
Teflon™(テフロン™)NXT 70/75樹脂は、加工時に圧縮成型技術を用いることができます。プリフォームを作るには、室温で14 MPaの圧力が推奨されています。Teflon™(テフロン™)NXT 70/75樹脂は、焼結後、低い圧力で最大密度に達するため、既存の機器を利用してより大きなシートを製造できます。
安全性、保管、取り扱いについて
推奨される安全な取り扱い方法に関する詳しい情報は、製品データシートに記載されています。
樹脂の温度が21~27℃の範囲で均一だと、プリフォームしやすくなります。温度がこの範囲を下回ると、樹脂が成型しにくくなり、クラックが発生したり、水分がたまったりすることがあります。温度が高いと流れが妨げられ、ダマになりやすくなります。保管温度を適切に設定してください。
白い樹脂と高い焼結温度のため、完成した成型品では小さな異物も目立ちます。そのため、環境、機器、作業エリアを清潔に保つことが極めて重要です。樹脂ドラムは密閉して清潔に保ってください。